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2013.01.26 Saturday

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阿仁谷ユイジ『刺青(しせい)の男』

2008.12.17 Wednesday

評価:
阿仁谷 ユイジ
茜新社
¥ 650
(2008-09-26)
(あらすじ)幼なじみの潟木(かたぎ)くんと、十数年の時を経て再会した久保田。親の事業の失敗から始まり、順調な転落人生を送った末にチンピラに成り果てていた潟木くんと一瞬で恋に落ち、ラブラブな同棲生活が始まる。しかし、チンピラのくせにヘタレでだらしない潟木くんとの幸せな日々は、“終わり”が約束されていた。なぜなら、潟木くんには内緒にしている久保田の職業は警察官で、潟木くんは捜査線上に浮かんだ「カモ」だったから・・・。騙してハメるつもりだった相手を愛してしまった久保田は、しかし職務のために潟木くんに手錠を掛ける―――。

真実の愛を求めて生きる男たちの運命が、ある小さな「ズレ」が元で狂い始め、やがて思いもよらない壮絶な結末を迎える様を描いた問題作。そのテーマ性もさることながら、練り込まれたストーリーと心理描写も出色の作品です。
阿仁谷さんは今年かなり精力的に作品を発表してきましたが、いつものラブ&ハッピー路線とは一味も二味も違う「幸せ」が描かれた本作。基本的なテーマそのものは彼女の他作品と通じているのですが、「相手をどこまで受け入れられるのか」「相手を受け入れる・愛するとはどういうことか」という問いかけが究極の場面で突きつけられます。そして、阿仁谷さんがその答えとして描く“ハッピーエンド”は、あまりにも壮絶で思わず絶句・・・。未読の方は、今間違いなく一番おもしろい作家の一人、阿仁谷さんの哲学にぜひ触れてみてください。
同時収録されている連作「はるのこい」&「ゆめのあんない」は、お得意の皮膚感覚をビシビシ刺激するラブストーリー。こちらも読みごたえアリでラストがとっても綺麗。
文句なしの一冊です。


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読んだ本についてタラタラと書いております。 コメント・ご要望・TBなどはお気軽にどうぞ。隠れた名作を掘り起こすようなブログにするのが目標、のつもり。
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井ノ本リカ子さん、大江マキさん、本仁戻さん、阿仁谷ユイジさんなど。 作家さんの天然モノの個性が炸裂した作品が好きです。 BLは情熱と愛嬌だと個人的に思っております。
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